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映画コラム

ファミリー2026-08-19 06:05
映画ちいかわ 人魚の島のひみつ

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』に見る、かわいらしさと未知の島が育てる不穏な気配

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。 甘味も辛味も実質無料、討伐の報酬は100倍。そんなあまりに気前のいい招待状から幕を開ける『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、いつもの愛らしい姿のそばに、そっと不穏さを置いている。島という閉じた場所と、「ひみつ」という言葉。その組み…

ファミリー2026-07-22 06:03
The Breadwinner

『The Breadwinner』は、役割交代の笑いを家族の手触りへつなげられるか

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『The Breadwinner』。 家族を支える側だと思っていた人が、ある日から家庭を回す側に立つ。そんな役割の入れ替わりを、コメディの入口にしたのが『The Breadwinner』だ。観客の反応を見ても、この設定のわかりやすさが作品へ入る扉になっている。その一方で…

ファミリー2026-07-01 11:25
ぼく、飛行機に乗ったよ

『ぼく、飛行機に乗ったよ』に残る、空への憧れの弱さと愛らしさ

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『ぼく、飛行機に乗ったよ』。 『ぼく、飛行機に乗ったよ』には、好ましさと戸惑いがすぐ隣り合っている。昔の航空旅行が持っていた少し特別な空気や、まっすぐな夢見る力を魅力として受け取ることはできる。一方で、物語の線はやわらかくほどけがちで、感情が一段ずつ積み上がっていく手応…

ファミリー2026-06-24 10:41
Summer House

『Summer House』が映し出す、時間と家族の選択の旅

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『Summer House』。 配信の幕が上がるや、静かな輪が広がっている『Summer House』。日記調の短評では2.5〜3.5★に集まる声が目につき、90年代のノスタルジーや音楽、夏の湿度を心地よく受け止める観客が多い。一方で“軽め”という印象も並走し、気分に寄…

ファミリー2026-06-24 06:05
ミニオンズ&モンスターズ

『ミニオンズ&モンスターズ』が描く、レトロ愛と笑いの共鳴

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『ミニオンズ&モンスターズ』。 公開前後、まず空気をざわつかせたのは、ミニオンに女性がいない/少ないという長年の論点が再燃したことだ。過去の発言が掘り起こされ、キャラクター設計の是非にふたたび光が当たる一方で、シリーズならではのドタバタとレトロ趣味が観客をどこまで巻き込…

ファミリー2026-06-17 06:05
トイ・ストーリー5

『トイ・ストーリー5』で描く、おもちゃとテクノロジーの境界線

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『トイ・ストーリー5』。 SNS上では早くも、新キャラクターの一体が既存アニメのキャラに似ているのではという指摘が飛び交い、シリーズ最新作「トイ・ストーリー5」は議論の的になっている。サングラスをかけたピザのキャラクターがCartoon Networkの「Pizza S…

ファミリー2026-06-10 10:09
Bride of the Year

『Bride of the Year』が映し出す、心地よさと予想外のバランス

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『Bride of the Year』。 スクリーンから伝わる“地元の空気感”と、体温の残る演技に惹かれる人がいる一方で、物語の運びを定型的とみる声も少なくない。『Bride of the Year』は、観客の受け止めがやや分かれる一本だ。尖った話題作というより、世界観…

ファミリー2026-06-10 06:05
Blast

『Blast』が映し出す、家族の葛藤と戦う勇気の狭間

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『Blast』。 スクリーンから立ちのぼる“マス”の熱に沸く声と、終盤の説得力に首をかしげる声が並走する——『Blast』は、初期反応の段階から受け止めが心地よく割れている作品だ。レビューや投票数はまだ多くないものの、家族劇とアクションを同居させた設計が、語りを引き寄せ…

ファミリー2026-05-20 06:09
Accidental Partners

軽やかな復讐譚の中に潜む、『Accidental Partners』の女性たちの成長

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『Accidental Partners』。 軽やかな復讐バディの手ざわりが心地よい一方で、その軽さゆえの物足りなさを指摘する声もある。Accidental Partners は、受け止めが割れつつも会話を呼ぶタイプのコメディ。入口はやわらかいが、二人の女性が思わぬ“相…

ファミリー2026-05-13 10:06
Dear You

『Dear You』が伝える、記憶と愛の静けさの交差点

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『Dear You』。 朝霧の中で像がゆっくり立ち上がるように、『Dear You』はいま、評価のピントを合わせている最中だ。賛否が先回りして衝突しているのではなく、実感としての熱は確かにあり、観客のあいだで静かな口コミが広がっている。一方で、国際的な批評や腰の据わった…

ファミリー2026-05-06 10:05
ひつじ探偵団

『ひつじ探偵団』が誘う、家族で楽しむユーモアあふれるミステリーの世界

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『ひつじ探偵団』。 ふわふわの群れが推理を回す——その突拍子のなさにまず拍手が集まる一方で、物語が人間パートへ移ると余韻が薄まるという指摘も耳に入る。『ひつじ探偵団』の初期評価は、愛らしさと軽妙さを買う賛辞と、語りにもうひと押しの重みを求める戸惑いとで、穏やかにトーンが…

ファミリー2026-04-29 10:25
The Desert Child

『The Desert Child』が見せる、自然との共鳴と心の葛藤

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『The Desert Child』。 砂の肌理まで見えるような広い画の中、ダチョウに育てられた子どもという驚きのモチーフが息をする。The Desert Childは公開直後から評価が割れている。自然のたくましさと動物の近さに見惚れる声がある一方で、物語の運びやトーン…

ファミリー2026-04-22 10:07
マペット・ショー

『マペット・ショー』に見る、ノスタルジーと新たな挑戦の狭間

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『The Muppet Show』。 幕が上がる前から、場内には懐かしさがふっと漂う。けれど客席の一角では、もう一歩攻めてほしいという身じろぎも同時に起きている。50周年という節目に帰ってきた最新スペシャルをめぐる初期反応はおおむね好意的だが、受け止めは一枚岩ではない。…

ファミリー2026-04-22 05:18
The Rays and Shadows

『The Rays and Shadows』が秘める、父娘の選択と歴史の影響

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『The Rays and Shadows』。 占領下のパリ——光が射せば射すほど影が濃くなる時代の空気を、正面から吸い込んだ歴史劇が、早くもフランスで論争を呼んでいる。Xavier Giannoliの新作『The Rays and Shadows』は、父と娘の歩みを軸…

ファミリー2026-04-22 02:38
ダビデ 王になった少年

『デビッド』が教えてくれる、静かなる信仰と家族の絆

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『デビッド』。 公開の前後、まず耳に届いたのは作品の外側のざわめきだった。「デビッド」を巡り、プロジェクトの管理や権利の扱いをめぐって、Angel Studiosを相手取ったSlingshotの訴訟が業界報道で取り沙汰されている。行方はいまだ不透明で、その騒音が受け止め…

ファミリー2026-04-21 23:58
私がビーバーになる時

『私がビーバーになる時』が描く、家族の絆とカオスの交錯点

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『私がビーバーになる時』。 劇場の空気が少し浮き立っている。家族向けの話題作の先頭を走るのは『私がビーバーになる時』。快調な滑り出しに、終盤が「子どもには少しハードかも」との指摘を受けて演出が調整されたという制作秘話までささやかれ、にぎやかな熱気と小さな波紋が同居してい…

ファミリー2026-03-25 12:00
ズートピア2

『ズートピア2』が問う、安心感と革新の狭間での評価

世界で話題の映画を、いち早く読み解く映画コラム。 今回取り上げる作品は『ズートピア2』。 ネオンがふたたび灯り、種のちがう足音が交じる街へ戻る。『ズートピア2』はランキング上位に食い込む勢いを見せながらも、評価は「進化」と「安全運転」のあいだで揺れている。愛すべきバディの帰還に胸を躍らせる声と、どこまで新機軸を打ち出せたかという冷静な問い…